ビットコインETF承認、今後の値動きは?

仮想通貨

 ビットコイン価格が60,000ドルを軽く突破してきました。この背景はもちろん、注目していたビットコインETF承認のニュースが出ているからです。ここから一方的に強気トレンドになるのか、それとも本格的な上昇に入る前に一時的に調整が入るのか?考えていきたいと思います。

ビットコインETF承認の動き

 遂に承認のニュースが出ました!CoinPostさんの記事を引用します。10月18日からProSharesがビットコインETFの一発目としてリリースし、実際にお客さんからの注文を受け始めることと思われます。

 上記ツイートでも参照されているブルームバーグのアナリスト、James Seyffartさんのツイートも引用します。GBTCの手数料の半分以下らしいので、Grayscaleは対抗値下げなど考えていることでしょう。

 ティッカー含めてリスティングの準備を発表している、これは承認を証明するものです。このティッカーを使って投資家がトレードする姿が想像できます。(ぼくも以前の仕事でブルームバーグの情報端末を契約して使っていましたが、そこで銘柄を検索するためには一つ一つに与えられるティッカーが必要です。)

(しかし、以前から調べてみたいと思っていることが一つあります。なぜかこのブルームバーグというメディアは仮想通貨の世界ですごく影響力のある会社みたいなんですね。それはなぜなんだろう?と。もちろん元々ブルームバーグと言えば情報サービスで世界最大手の会社です。しかし、それにしてもブルームバーグが仮想通貨業界と規制当局の仲介でもやっているのかなと思うほど、情報が早くて正確です。何か業界の裏があるのでは…と変なことを考えてしまうCukです。)

ビットコイン価格の動きはどうなる?

 ビットコイン価格の動きを週足チャートで見てみると承認がまだ観測だったころから承認に至った現時点まで、ビットコイン価格はかなり力強く上がってきています。

 これまでの最高値(ATH =All Time High)は2021年4月14日につけた64,863ドルです。これをいつ上回るのでしょうか?

チャート出典: Binance

 日本時間で今日(10/16)の5:30くらいでしょうか、直近の最高値として62,933ドルをつけました。ただ、その後は調整なんでしょうか。少し落ち着いた値動きを見せています。

チャート出典: Binance

 ProSharesのETFが承認された後、ValkyrieのETFも承認される可能性が高いと言われています。そうやって小出しにポジティブな情報が追加で出てきて、18日までは少しずつ値を上げていく感じかと個人的には考えています。

 もはやここからショート(空売り)を仕掛ける勇気のある人は少ないと思いますが、私はやはり18日に実際にProSharesのETFがお客さんからの注文を受け始めたシーンがニュースで流れると、一部の人たちは事実売りをして価格が下がる可能性があるのではと思っています。(完全なぼくの個人的な見解です!)

 ぼくが事実売りを警戒する理由は過去の事例です。4月14日にコインベースが上場したにも4月14日の上場前に価格が上がって、実際に上場した4月14日以降は価格が下がりました。また、エルサルバドルが9月7日にビットコインを法定通貨化した時にも、9月7日までは価格が上がって、9月7日に実際に法律が施行されてからは下がったことが記憶に新しいです。

今後の注目ポイント

 ではここからどういう情報に注目していくべきなのか?ということですが、Cuk個人的には出来高(取引数量)に注目をしたいと思っています。一定のレンジを突き抜けて次のステージにいく為には取引数量も増えるべきではないかと思っているからです。

 一週間当たりの取引数量を見てみると、ここ最近の取引数量は比較的少ないということがわかります。

チャート出典: Binance

 この理由としては①クジラと呼ばれる大口投資家の保有率が上がっていること、②単純に単価が上がってきた為に数量としては下がりやすくなっていること、の2つが考えられます。

 ②は単純な話なので良いとして、①クジラの保有についてです。有名なのはマイケル・セイラーさん率いるマイクロストラテジー社です。定期的にビットコインを買い増しして今では114,042BTCも持っている会社です。こういうクジラの買い増しが増えて、彼らは長期的な値上がりを確信してガチホしているので、市場での取引数量が少なくなっているものと思われます。

 市場で取引されるビットコインが少なくなると、どうなるか?値動きが激しくなります。上げでも下げでもこれは同じです。なぜなら買いたい・売りたいという人がいても、それに応じてくれる人の数が少ないからです。

 それゆえに少しの大口の買い・売りが入るだけで価格が大きく動く可能性があります。18日のビットコインETFのリリースで事実売りが出た場合、瞬間的に10%くらい下げてもおかしくないのでは、と思っています。ぼくは価格が下がったところで買い増ししたいと思っていますので、買い指値注文を入れようと思っています。果たして事実売りはあるのか、ないのか!?

 人生は毎日が学びです。ビットコインETF前後の価格の動きからも学んでいきましょう。それではまた~

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