いやーNFTへの関心の高まりがすごいですね。関口メンディーさんもお買い上げとのことです。でもNFTの用途はたぶんまだ序の口に過ぎないでしょう。
これからもっと色々な使い方が出てきて驚かされる日が来るのだろうと思っています。今日は芸能人のNFT作品を一部紹介してみたいと思います。
まだまだ少ない芸能人のNFT
日本の芸能人のNFTとしては下記のような事例があります。
・Perfume: NFTアート Imaginary Museum “Time Warp”
・香取慎吾: 1万点限定のNFTアートをチャリティー販売
・三上悠亜: 「your NFT」28歳誕生日に撮影した写真をもとにした「7シーン」×「4種類」の全28作品
などなど
少ないと言っても色々あります。でもまだ全然少ないと思います。NFTのポテンシャルが理解されていない部分も大きいでしょうね。
そもそもNFTをOpenseaで買おうと思ってもウォレット持ってない、ETH持ってない、仮想通貨の口座持ってない、という人の方がほとんどでしょうから。でも時間の問題でしょうけど。
…という話はさておき、芸能人のNFT事例を見ていきましょう。
PerfumeのNFTアート: Imaginary Museum “Time Warp”
Perfumeは早かったですね!日本の芸能人でNFT作品を出すと大々的に伝わったのはこれが最初だったように思います。(もっと早い事例があったら教えてください。)
幻冬舎新しい経済、ConnecTVでも早い時期に、まだNFTバブルが来る前にPerfumeがNFTを準備していると報道されていましたので、だいぶ早かったと思います。
Perfumeは以前から最先端と思える映像技術や表現方法を見せてくれているアーティストだと思うので、NFTにいち早く入ってきたのは違和感ないと思いました。
ちなみにOpenSeaで売り出されていますが、すごい価格になっています。3種類あるんですね。
Reconstruction: 1,000ETH ($2,924,330.00) →3億円以上!
Electro World (wire ver.): 10ETH ($29,243.30) →300万円以上
Saisei (wire ver.): 10ETH ($29,243.30) →300万円以上
(※ETHのレートは記事を書いている2021年9月29日夜時点)
香取慎吾のチャリティーNFTアート
香取慎吾さんがNFTアートを1万点限定で販売するチャリティ企画を行っています。
パラリンピックで感動を与えてくれた選手達をサポートするためのチャリティー企画で、売上は全額日本財団パラリンピックサポートセンターに寄付されるそうです。
香取慎吾さんは2015年に日本財団にパラサポセンターが開設されたことを記念し、“i enjoy!”をテーマに壁画(縦2.6m×横6.1m)を作成しました。
今回のプロジェクトではその壁画がNFT化され販売されるとのことです。今回のプロジェクトに参加し3,900円を支払うと、パラサポでしか実物を見ることのできなかったこのアート作品のNFTアートが付与されるということです。
作品には参加順番に応じた「No00000NFT i enjoy ! 」というシリアルナンバーが入っているという説明があります。この「シリアルナンバー」が付けられることもNFTの重要な特徴の一つです。
デジタルデータを単純にコピーするだけではシリアルナンバーは付けられません。従来のアート作品であれば、〇〇点限定の版画などは比較的珍しくない手法です。
しかし従来のデジタル作品でこれはできませんでした。NFTだからこそ実現できるものです!これもすごい革命ですよね~。コンサートやスポーツのチケットとかも将来NFTになるんじゃないでしょうか。
三上悠亜の「your NFT」
次はセクシー女優の三上悠亜さんです。今回調べてぼくも初めて知ったのですが、三上さんのNFT、実は今回が2回目なんですね。
1回目は6月にTOKAUで行われたみたいです。三上さんのNFTはOpenSeaとRaribleの2つのマーケットプレイスでの販売となっています。
今回のNFT販売の公式サイトがあるので見てみました。作品は見れますが全てComing Soonとなっているので、今売り出されているものはないみたい…ですね。
よく見ると、日本時間10月1日12:00から8日22:00までの期間にオークションが実施されると書いてあります。ファンの方はこの期間に応募してみては如何でしょうか!?最高額入札者にはディナーデートの権利が与えられる!とのことです。
アートディレクター秋山具義さんとファッションフォトグラファーkikumaさんが、三上さんの28歳の誕生日当日に撮影した写真をもとにしたNFTで、「7シーン」×「4種類」の全28作品となっているとの説明があります。
(2022年4月10日追記: 今では主流のやり方の一つになっているジェネラティブをこの時点で取り入れていたというのはすごく早い取り組みだったんですねえ。)
こうやって点数を限定してコレクター魂に火を付けるのもNFTプロジェクトのトレンドの一つですね。一点モノももちろん良いのですが、ある程度の点数があると自分一人が独占することにはならないので、NFT保有者同士でのコミュニティが生まれたりして、そこが新たなエンターテイメントの場になったりもしますからね。
まとめ
日本の芸能人によるNFTプロジェクトはまだ数は少ないのが現状です。ただ、今回ご紹介したNFTプロジェクトを見ても、それぞれに違いが見られます。
Perfumeは1点モノ(但し3パターンあり)、香取慎吾は同じNFT作品を1万点にしてシリアルナンバーを付ける形、三上悠亜は「7シーン」×「4種類」の全28作品とパターンを分けつつ発行点数も少なくする形、と違いが見られて面白いですね!
これから先もどんどんNFTが盛り上がることは間違いないでしょう。関口メンディーさんも買う方から入っていますが、きっと売る方にも入ってくるんじゃないでしょうか。絶対売る方も考えてると思いますけどね~。
個人的にはNFTのポテンシャルを感じるものの、実際にこういう使い方があるんだよ!というユースケースを示してもらって初めて気づく驚きがきっとあるのではと思います。世の中には頭の良い人がたくさんいるので、間違いなくありますよね。
「NFTってこんな使い方があったのか!!!」と驚かせてくれる事例がたくさん出てきてくれると、僕もその度に学んでいくことができるので楽しみです。次なるNFTの革命的な使い方に期待しましょう。それでは~
Cuk
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