投資初心者が投資すべきオススメ3選

投資初心者が投資すべきオススメ3選 米国株・投資
投資初心者が投資すべきオススメ3選、米国株投資信託、S&P500、高配当、ハイテク株

 これから投資を始めるならどこに投資すべきか?特に初心者がこれから始める場合のオススメ投資先3選を今日は紹介します。

 「初心者が投資すべきオススメ」はそのうち記事にして紹介しようと思っていました。しかし、予定よりも早くこの記事を書くことにしました。ぼくのお義父さんが定年退職を迎え、退職金を手にすることになったためです。

 ぼくが身近な人(お義父さん)に話した内容を元に、投資初心者向けのアドバイス記事として書きます。投資をこれから始めたいとマジメに思っている人は読んでみてください。

投資初心者が投資すべきオススメ3選

 ぼくがここでオススメする上でのポイントは

① 投資信託
② 米国株対象

という2点です。

そして、先に結論を言っておくと、ぼくが投資初心者にオススメする投資先3選はこちら;

・米国S&P500投資信託
・米国高配当株投資信託
・米国ハイテク株投資信託

 それではなぜ上記のポイントが大切なのか、そしてなぜ上記がオススメなのか、順に説明していこうと思います。

なぜ初心者には米国株投資信託がオススメなのか?

■なぜ投資信託なのか

 まずすべて投資信託を選んでいる理由は、運用を「プロに任せることができる」からです。特に投資初心者にとって「どの銘柄に投資するか?どういうポートフォリオを組むか?」を考えることは不可能に近いミッションです。

 今まで一度も投資をしたことがない人は、「100万円上げるから好きなところに投資して」と言われても投資することがわからないはずです。聞いたことのある有名な会社の株を買うことを考えるくらいでしょうか。

 でも、それが投資として正解かどうかなどわからないはずで、困ってしまいますよね。だからこそ初心者こそプロに任せて運用すべきなのです。そうやって生まれた商品が「投資信託」です。

 ぼくは投資歴15年以上になりますが、ぼくも最初の頃は投資信託からスタートしました。今は投資信託は一切ポートフォリオに入っていませんが、最初はプロの運用に任せて投資のキャリアをスタートしました。

 初心者はまずは「お金を増やす体験」を重視しましょう。いちどお金を増やす体験ができれば、あとはそれを加速することです。

 逆に、最初にコケてしまうと続かなくなります。投資は怖いもの、投資はやっぱりやめといた方がいい、銀行に貯金しとこう、とどんどん良くない方向にマインドが行ってしまいます。

 みなさんの親の世代などは、そういう人が多いですよね?でもその人たちがお金持ちになっていますか…?銀行に貯金してもお金は増えません。投資で増やしましょう。

 投資は怖いというマインドにならないように、最初はお金を増やすことの確率を上げるため、プロに任せられる投資信託から始めるのがオススメです!

なぜ米国株なのか

 日本人なのに日本株に投資しないのか?と思われる方もいるかもしれません。ぼくも日本株に対して少しは投資していますが、ポートフォリオの10%ほどです。

(ポートフォリオ:投資先のバランスのことです。たとえば日本株100万、米国株200万、国債50万、コモディティ50万の総額400万の資産だとしたら、ポートフォリオは日本株25%、米国株50%、国債12.5%、コモディティ12.5%ということになります。)

 かつてはポートフォリオの100%が日本株だった時代が長くありました。(とくに積み立て投資をがんばっていた時期。)しかし、日本株を米国株と比べてしまうと、長期的なパフォーマンスで差をつけられていることが明らかです。

日本株vs米国株、長期的な投資魅力があるのはどっち? – MONEY PLUS
出典: マネーフォワード

 日本はマジメに取り組む国民性を持っているので、自動車メーカーのような会社が世界的に強い傾向があります。かつての電機メーカー、半導体もそうでしたよね。でも、残念ながら時代は変わってしまいました。

 ネット世界のリーダー(Web2.0時代の覇権)はGAFAが取りました。日本企業は一社も入っていません。この20~30年はGAFAにMicrosoftを加えたGAFAMの時代になりました。また、日本が世界に誇ってきた自動車でも、この先の急拡大が期待される電気自動車(EV)でリーダーとなっているのはテスラです。

GAFAMの米国登録クレームのドラフティング分析|加島広基/日本橋知的財産総合事務所 代表弁理士|note

 ぼくはこれから投資を始める初心者の人にはぜったいに心がけてほしいことがあります。儲けたいと思うなら、「この会社が好きだ」とか「この会社を応援したい」という気持ちで投資はすべきではありません!みんなが投資しそうな会社に投資すべきなのです。

 よく「投資は美人投票」と言われます。これはつまり自分の好みで美人だと思う人を選ぶのではなく、みんなが総じて美人と言いそうな人を選ぶべきだということです。みんなが投資する会社の株価は必ず上がります。逆に、自分がどれだけ惚れ込んでも、みんなの投資が集まらなければ株価は上がりません。

 ぼくはこの失敗に気づくのに数年かかりました。ぼくは当初、自分が好きな会社に投資をしてきました。それで上がった銘柄もありますが、パフォーマンスはバラバラでした。ぼくが好きだと思った会社がかならずしもマーケットで評価されるとは限らないので、当然です。

 したがって、今の僕は投資先を選ぶときには自分の好き嫌いは一切入れないように注意しています。応援したいという気持ちだけでは儲けることはできません。これは多くの投資家が語っています。

 投資は「募金」ではないので、投資をする以上は資産を増やしたいと思ってするわけですよね。それだったら、個人的な感情は捨てましょう。冷静に、冷酷に、投資先を選ぶことが必要です。

 というわけで、ぼくは日本人として日本を応援したい!という気持ちがあるものの、それは心の奥底に秘めて冷静に上がる投資先を選ぶようになりました。そして、その対象は世界経済をリードしている「米国株」だったのです。

オススメする銘柄3選

それでは次に、具体的にオススメする銘柄3選について一つずつ説明していきましょう。

■米国S&P500投資信託

 一つ目に紹介するのは「インデックス型」といって、指数に連動するタイプの投資信託です。その中でも米国株を幅広くカバーできるという点でS&P500タイプが特にオススメです、

 S&P500はスタンダード・アンド・プアーズ社が選んだ500社です。ある意味で米国という国の経済そのものに投資しているとも考えられます。

 S&P500以外の指数で言うと、ダウ平均(ダウ工業株30種平均)、ナスダック指数などがあります。ダウは大型有名企業が多く、ナスダックはITなどハイテク株が中心です。

 日本でも「インデックス型」は人気があり、日経平均連動型の投資信託などが人気です。S&P500連動型の投資信託は日経平均連動のアメリカ版だと考えれば理解しやすいかと思います。

■米国高配当株投資信託

 次に米国株の「高配当型」です。ぼくは個別株投資で高配当株に投資していますが、初心者の人は銘柄選びも難しいでしょうから、こういう投資信託を使って高配当株に簡単に分散投資ができます。

 「配当」というのはアヤシイ仕組みではありません。株を持ってくれている株主に対しての分配金です。企業は株を通じて投資家から資金を集めています。そして、その集めた資金を使ってビジネスを行います。その結果として利益が会社には入ります。つまり、企業が利益を上げるために必要なお金を投資家が提供しているということになるので、株主に対して配当が支払われるのです。

 米国株の高配当は日本株よりも配当利回りが高いものが多くあります。タイミングよく買えば10%も可能です。ぼくはだいたい5%以上を高配当と考えて投資していますが、高配当株は定期的にちゃんと分配してくれるという点で安心感があります。

 また、ぼくが高配当株ファンドをオススメするもう一つの理由は、価格が下がりにくいことです。株価が下がると配当利回りが上がることになるので、価格が一時的に下がってもすぐに買いが入ります。

 もちろん、大きなショックの時には配当を下げる可能性があるので、その点だけは注意が必要ですけどね。でもそういう下落のリスクも投資信託なら分散されているので、安心できます。

 ちなみに投資信託には「配当」というものはなくて、「分配金」という形で支払われます。厳密に言うと、この「分配金」が現金として返ってくるものと、そのファンドに再投資するものの両方があります。支払う方法が違うだけで、どちらでもちゃんとメリットは得られるようになっていますので安心して下さい。

 配当と違う「分配金」という言葉を使っていますが、実質的には配当と同じと理解しておけばOKです。

 高配当タイプの投資信託のメリットは毎年配当がそのまま、もしくは再投資という形で、リターンとして得られるという点です。特に米国の高配当株の配当利回りは日本株と比べてずっと高いので、米国の高配当株ファンドがおすすめです。

■米国ハイテク株投資信託

 こちらは少し毛色の違うファンドになります。

 投資信託の中には、特定のテーマに絞って投資をするファンドがあります。資源競争が激しかったころに「資源株ファンド」があったり、環境対策のビジネスをやっている企業だけに投資する「環境株ファンド」があったり、最近だとトレンドはESGを重視している企業に投資する「ESGファンド」などが有名です。

 このハイテク株ファンドは米国株の中でもハイテク株のみに絞って投資するものです。ハイテク株のほとんどはITの新サービス系の企業になります。

 投資の基本の「キ」は、「伸びる分野に投資すること」です!考えてみれば当然ですよね。これから需要が減りそうな業界に投資して値段が上がるわけがありません。投資の基本は、成長産業になるべく早く投資することです。

 GAFAMを中心とした企業が世界のテクノロジーをリードしていることはご存じの通りです。ネットを使う時にはGoogleで検索しますよね?ネットで買い物するときにはAmazonで買いますよね?でもGoogleだってAmazonだって、最初の株価は今の何百分の1だったんですよ。

 そういう世界をリードするであろうハイテク企業に投資していくのがハイテク株ファンドです。ハイテク株ファンドの成長率は平均的なS&P500などのパフォーマンスを上回っていることがデータからもあきらかになっています。

21年の狙い目投信 新興国株と中小型日本株に注目: 日本経済新聞
出典: 日本経済新聞

 上のチャート上の緑色、ナスダック100指数はハイテク株中心のナスダック市場の指数、「FANG+」はその中でも特にFANG等のトップハイテク銘柄のみに絞って投資しているファンドです。ほかの指数に比べてパフォーマンスの違いは明らかですよね!

 もちろん、リスクというか、注意すべきこともあります。ハイテク株の値動きは他の株に比べて大きいので、リーマンショックやコロナショックのようなショック級の動きが来た時には他の株以上に下がることがあります。

 ただ、長期的に考えれば一時的な下落には恐れる必要はありません。むしろ、一時的に下落したタイミングは買い増しのチャンスあので、投資初心者の人は一気に買うのではなく、常に買い増し資金を用意して安く買えるように備えておきましょう。

まとめ

 というわけで、今日はぼくが投資初心者にお勧めする投資先3選を紹介しました。ポイントは「投資信託」、「米国株」という2点です。

そして、具体的に投資初心者にオススメする投資先3選は「米国S&P500投資信託」、「米国高配当株投資信託」、「米国ハイテク株投資信託」の3つです。

 投資を初めてやるときは不安ですよね。だからこそ、ぼくはプロにお任せできる投資信託から始めるのが初心者にはベストだと思います。

 これを読んで投資を始めてみようと思った方、投資を始めたいけどどこから始めたらよいかわからない、という人はぜひ上記3つのファンドを検討してみてください。

 次の記事では投資先ではなく買う時の注意点について書いてみようと思います。人生は毎日が学びです。投資の世界に足を踏み入れて、自分の力でお金を稼ぐという感覚を養っていきましょう!それではまた~

P.S.:

 あと数年したら、ここに「ビットコインETF」というのが入ってくるのではと思っています。早くビットコインETFが一般的になるといいな~と思います。

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